毎年のことだけれども、東京の4月の通勤ラッシュは他の月に比べてかなり酷い。
学生さんが真面目に学校に行くからかもしれないし、新入社員さんや転勤してきた人たちが慣れない動きをするせいかもしれない。
しかも毎日のように、「混雑が原因」で電車が遅延する。
車両故障や設備不良、人身事故、お客様同士のトラブルも他の月に比べると多いような気がする。
よくよく考えれば人身事故は年末が多いのではないかとも思うし、お客様同士のトラブルは夏のほうが多そうな気がするし、故障についても暑さ寒さが厳しい時期に多く起こりそうな気もする。
つまり遅延が4月に特別多いというのは、気のせいかもしれない。
でもやっぱり、体感的なものだけで根拠は無いのだけれども、4月の通勤ラッシュは酷いし電車も遅れがちだ。
迷惑だと思う乗客
イライラも募りがちな4月の通勤ラッシュで、できれば離れて乗りたいなと感じる乗客が何タイプかいる。自分もそのうちの一人かもしれないのであまり偉そうには言えないけれど、ここは僕のブログだから自分のことは棚に上げておこう。
鼻息おじさん
背後に立ったオジサン(身長の関係で、結果的にオジサンであることが多い)の荒い鼻息がうなじに当たる。本当に勘弁してほしい。
コマイヌ
ドアの両サイドの三角地帯に一人ずつ陣取って、必死にポジション確保している。神社の入り口のコマイヌのようにテコでも動かない安定感。入り口が狭くなってしまい、砂時計の砂のようになって乗り降りするしかない。最近の新型通勤車両はドアが広くなったかわりに三角地帯がかなり薄くなっていて、コマイヌさんの足とかお腹とか場合によっては前側に背負ったリュックが、がっつりドアの開口部にはみ出している。
ポニーテールおばさん
ポニーテールおばさんが前に立つと、ちょうど結んだ髪の毛が口とか鼻を刺激する。乗る前に、シャワーキャップをかぶってほしい。
スマホ背中くすぐり攻撃
華麗な指さばきで高速入力するたびに小刻みに上下するスマホが、背中に微妙にコチョコチョあたってくすぐったい。最近体が固くて背中まで手が届かないので、痒くなると対処のしようが無くで困るからやめてほしい。
サクマドロップス
サクマドロップスが缶の口に引っ掛かって見えてるのにナカナカ出てこないように、同時に何人も一緒に出ようとするものだから、お互い同士で引っかかってなかなか降りられない。順番に譲りあったほうが結果的に早く降りれるので、是非冷静になってほしい。
ラッキー乗車
ドアに物が挟まるなどして、再開扉する隙を狙って乗ってくるラッキーな人。そこでまた引っかかると、再々開扉になってますます遅れるからやめて欲しい。
一見迷惑そうだけど本当はありがたい乗客
一見すると迷惑行為に思えるけれど、見方を変えてみると、とてもありがたい乗客もいる。特に、一日始まりに無駄なエネルギーを消費して疲れてしまわないよう、身を挺してサポートしてくれる人たちはかなり有り難い。
ドアマン
どうしてもドアにベタ付きしたい人で、発車チャイムが鳴るまでドアのサイドに立ち、一番最後に乗ろうとする。僕が乗れなさそうな状態でドアギリギリに引っ掛かっていても、発車チャイムとともに全力で押し込んでくれる。こちらは押されるのをちょっと我慢すれば、力を使わなくて良いのでとても楽だ。僕はいつもドアマンがスタンバイしているドアを選んで、乗る努力をする素振りを見せるようにしている。
アイソメトリックトレーニング
何が起ころうと、ひたすら一点にとどまり力をいれて突っ張っている人がいる。ギュウギュウに混んでいるときにこういう人がいると安心して身を預けられるので、力をいれずにエネルギー消耗を抑えて車内で過ごすことができる。かなり楽だ。混雑具合がかなり激しいとき、近くにこういう人がいると立ったまま寝れることもある。
きっとGW明けまではひどい状況が続くのだろうけど、あまり頑張りすぎず、楽をする工夫をしながら明日も電車に乗ろう。
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